Delphi、Kylix の その後  ( 2010年 7月 )


Delphiに関しては、長いこと更新していませんでしたので
その後、 Delphi、 Kylix について思うことを書きました。


私は、2001年以降ソフトハウスの仕事から外れましたので、それ以降の
Windows上でのアプリケーション開発環境の変貌(特に最新の事情)を知りません。

現在は、組み込み用マイコンシステムのハード設計、ソフト開発を行っています。
もろ ハード寄りです。 でもそれはそれで私にとって楽しい分野です。


その関係で、Delphi、Kylixとは、やや縁遠くなりました。
その後、Kylix( Linux上で動く Delphi )はいつの間にか自然消滅したようです。

一つには、Linuxのデスクトップ環境がディストリビュータ毎に仕様が多少異なること。
特にFontの表示が環境により文字サイズのバランスが崩れたりするので
これが厄介でした。 
それと元々Linuxをやっておられた方からすると、Kylixは よそ者扱いされる傾向があり
使いやすい、使いにくいは 別として
元々ある gnuのフリー開発環境を大事にされる傾向がありました。

元々 Linuxユーザは少数派で更に、上記の事もあり
売り上げがいまいち伸びずに Kylixの開発は中止に追い込まれたのかもしれません。
Linuxで Kylixの環境が使えるのは私にとっては便利だったんだけどな。
ちょっと残念です。

Delphiは、Windows環境で ネイティブコンパイラの開発環境として
定着したのではないかと思います。
ただ、Windows環境の変貌(.NET環境等)や バージョンアップに伴い、Delphiも
バージョンアップしてきています。

傾向として、開発環境のファイルサイズも大きくなり重くなる傾向にあるので
私みたいに WindowsXPの古いパソコンを使い続けている者としては
重いソフトはちょっと... ということになり
必要に迫られない限り古いバージョン Delphi5 を使い続ける事になります。

Delphi5は、.NET環境はサポートしてませんが、Win32のネィティブ環境であれば
WinSockの 高速コンポーネントもあり スタンドアロンのプログラムを作る分には
十分で、Delphi2から比べると重くなってますが 軽く動く開発環境と思います。
Win32環境で動くプログラムを開発するには、Delphi5は、ある意味 完成の域に
達していたと思います。

それと Delphi5を使用するのは使用許諾の問題もあります。
Delphi6以降は使用許諾を取る必要があります。

1人で使っておりますが、パソコンを新旧交換したとき
あるいは出張時ノートPCにインストールして現場で修正出来るメリットがあります。

それと Delphi6 などの古い開発環境で、使用許諾の必要な製品は
現在、このバージョンの使用許諾のオンラインサービスを行って無いようです。

つまり金を出して製品を購入していても 使えないという事です。
何という非情な事でしょう。... !!
Kylixも同じような状況になっています。

使用許諾は不正コピー防止のために考案された方法でしょうが
個人で使用する場合、最新の開発環境ばかり使用するとは限らないので
USBドングルが有れば動作するというような方法がいいかもしれません。

それともう一つ、昔に比べ Delphiの開発環境も高額になり個人ユーザが買うには
ちょっと 二の足を踏むことになります。

Delphiが向っている方向は、スタンドアロンの技術計算的なプログラムよりも
ソフトハウスにとって収益の大きい複数台PCを使ったクライアントサーバシステム
的な基幹業務システムの開発環境と思います。
よってそれに見合う価格にシフトしてしまうのでしょう。
1ユーザ向けの Professonalも販売されてますが、ちょっと高いですね。

90年代後半は、Delphiユーザ(主に個人と思われる。)によるフォーラム等の
書き込み、FAQの更新等も非常に活発に行われていました。
2001年過ぎたあたりから徐々に衰退していった気がします。
これも、背後にDelphiの価格の上昇の影響があると思います。


XPが登場したのは、2002年か 2003年ぐらいだったでしょうか。?
XPは、Windowsとしては割と寿命が長いOSだったように思います。

その間、常時接続のインターネット環境が急激に普及した事もあり
Vistaからは、マルウェア対策という事で「Program Files」フォルダに
アプリケーションは書き込めない様に仕様を変更しました。
その他にも、セキュリティ関連のチェックを厳しくして
今まで動作していたアプリケーションが動かなくなる事態も発生しています。

特にDTMソフト(ソフトシンセ等)は、いまだ XPにしか対応してないものが結構あります。
( ハード資源をアクセスするソフトは修正が大変なのでしょう。 )

 私も今後パソコン上( Windows上 )で 走らせるアプリを作成するに当たり
XPでしか動きません。 
とは言えないでしょうから、仕方なく Delphi の新しい開発環境
RAD Studio 2010バージョンアップ版を購入しました。

(他所のソフトハウスで、Vista、7 対応はどうしているか聞いたら
 新しい開発環境で対応しているとの事でしたので右に倣えしました。)

まだ手元に届いておりませんが、パソコンも新しい機種を購入した方がいいかな。
(高速CPUと大容量メモリ&Windows7) などと考えております。

収入は少ないのに 金が減るばかりだな。
最後は、ボヤキですみません。