★★★  Type.2 デジタルノギス データ表示器(DRO)の制作  ★★★

最終更新日 : 2010年 3月 11日

 Type2デジタルノギス対応版の 表示器が完成しました。
PICマイコンによる、デジタルノギスのデータ取り出し、7Segment LEDによる表示器です。
 今回、Type2デジタルノギスと呼んでいたのは、以下のような製品です。



 これはノギスじゃない。!! と怒られそうですが、前のType1ノギスと、表示部とスケール部が似ていたので
便宜上 Type2ノギスと呼んでました。 (^_^;
 これは、秘密基地さんで販売されている「デジタルスケール」という商品です。

 インタフェース部分に白いコネクタが付いてますが、これは私が取付けたものです。
元の製品には付いていません。

---------------------------------------------------------------------
注意:
 今回 Type1、Type2と2種類のデジタルノギスに対応してきましたが、
他にも異なる通信仕様のデジタルノギスはあると思います。

 制作される場合は、オシロを持っておられるなら信号を測定して、通信仕様が
合っている事を確認して、制作をお願いします。
詳細は、別途PDFファイル(Tp2_digi_Caliper_DRO.pdf)を参照して下さい。

---------------------------------------------------------------------

7Segment LEDの基板は去年作成した物があり、パターンが出来てます。
左に3つの状態表示用のLEDを付けています。



PICマイコン基板は、秋月電子のユニバーサルボードに作成しました。
使用PICは、前回の PIC16F886 から PIC18F2320 (どちらも 28pin )に変更しました。

PIC18F2320は、PIC16F886に比べ ちょっと値段が高いです。
Type2ノギスの CLOCK信号は 13usと早いので、この速度に十分対応できるように
PIC18F2320に変更しました。



下は、開発風景です。
CPU(PIC18F2320)のソケット部分に 28pinのゲタを履かせてます。
これは、オンボード上で PICマイコンのプログラム書き込みを行わせる物です。
デバッグ時は頻繁に書き込むため、これがないとちょっと不自由です。

白いケーブルがライターからのケーブルです。
右にある基板が ライター基板(秋月電子 AKI−PIC2プログラマボード(PICkit2互換))です。
パソコンとは、USBケーブルで接続します。
7Segment LED基板の下の箱は、電源ユニットです。 基板の電源は、5[V]のみです。


ハードは、前回の物を一部分改造して Type2ノギスに対応しました。
前の Type1ノギスにも対応しています。
モード切り替えのタクトスイッチ(黄色)を追加しています。



電源ON直後は、まず全桁 0〜9の表示テストを行います。
ここは、前回と同じです。

その後の、苦肉の -READY- 表示は止めました。

右側にある白い押しボタンSWは、ノギスのリセット用です。


タイミング的に消えた状態を撮影してしまいましたが黄色のLEDは、データを受信中である事を示します。

インチ表示にも対応しています。 インチ表示の時は、青色LEDが点灯します。


★ それとType2ノギスには、隠しコマンド? が あって短い間隔(毎秒 40回ぐらい)で
  座標値の転送を行う事が出来ます。 スケールの動きに素早く追従する表示となります。
  但し、0.01ミリの桁が多少(表示値の ±1digit程度)バタつきます。

  隠しコマンドの機能を呼び出すには、通信で使う DATA線を 押しボタンを押すような感じで
  ノギスの電池電圧に PullUpする必要があります。 これによりノギスのモードが変わります。
  詳細は、別途PDFファイル(Tp2_digi_Caliper_DRO.pdf)に記載しました。


以上のような、デジタルノギスデータ表示器です。

高速転送の動画を短いですが、用意しました。
申し訳ありません。 m(v_v)m
最近間借りサーバーの空き容量が少なくなってきたので動画は外しました。


★ 今回の表示器についての回路図や ソフトに関しては全面公開します。
但し、あくまで個人での利用、または学校教育機関での利用に限定します。

★ 商用利用は、堅くお断りします。!!

----------------------------------------------------------------------
○ 基板作成に必要な詳細情報は、Tp2_digi_caliper_DRO.pdf を 参照して下さい。

○ PIC18F2320に書き込む Hexファイルは、Read_Caliper_Tp2.HEX を使用して下さい。

○ 今回のアプリの MPLabプロジェクトファイルは、 Read_Caliper_Tp2.lzh をダウンロードして下さい。
----------------------------------------------------------------------

この lzhファイル内にソースファイルを含め、プロジェクト開発に必要なファイルが一式含まれています。
( 現在のバージョンでは、まだ I2C通信機能は実装していません。)

この記事に関するご意見、ご感想、質問等あれば伝言板、またはメールにてお願いします。


最後に読者の皆様が、この表示器を作ることによって生じるさまざまな問題、損害に関して
私は一式責任を持ちませんので、自己責任で行って下さい。


では皆様の 楽しい電子工作の成功をお祈りして失礼します。 


追記: ( 2010-10-01)
Tp2_digi_caliper_DRO.pdf の内容不備なところについてお詫び:
PICマイコンを Type1の PIC16F886 から Type2では、PIC18F2320に変更と書いておりますが
まだところどころ PIC16F886 になっております。
暇になったとき pdfファイルを更新しておきます。

それまでの間、PIC16F886 ---> PIC18F2320 に 読み替えて参考にされて下さい。


追記: ( 2010-10-25)
今、分っている範囲で Tp2_digi_caliper_DRO.pdfの訂正を行いました。
(まだ潜在的に間違いが含まれているかもしれません。何か気付かれたらお知らせ下さい。)


追記: ( 2010-12-14)
Poland の 方から指摘があり、PartsListにある 2.2Kの抵抗は、どこで使うのか。?
という質問のメールが入りました。 まさか海外の方が見ているとは思いもしませんでした。

で、PartsListの 2.2Kの抵抗はどこにも使用しておりません。

PDFファイル内の PartsListの間違いです。  PDFファイルを修正しました。

使用する抵抗の本数も 28本です。 たまたま基板の写真に使用してない抵抗2本を
実装したまま残していたため、その方は画像の抵抗の本数を数え 30本あるので
回路図が正解か、PartsListが正解か悩まれたのだと思います。

またもや、見て頂いた方からの質問で、間違いを修正する事が出来ました。
ありがとうございました。