★★★  ステップアップトランス(2010-07)  ★★★


 私が購入したのは、AC100Vを AC115V に昇圧する用途のものです。
前々からステップアップトランスなるものが有るのは知っていましたが
今まであまり必要性を感じることがありませんでした。

購入した理由は、デスクトップパソコンの電源ユニットに適切な電圧を入力して
電源ユニットの負担を減らす事です。


( 1KVA  重さ 3Kg程度です。
 単一乾電池と比較すると大きさが分ると思います。
 ちなみに巻線構造は オートトランスです。 < だから容量の割に小さい > )

最近(2010年7月)2台のパソコンの電源ユニットがほぼ同時期に調子悪くなり
2台の電源ユニットを交換しました。
通常のデスクトップパソコンの電源ユニットには [230V] と [115V] の切り替えが有り
日本では[115V]側にて使用します。

でも日本は 電力会社から供給されるのは AC100Vという事になってます。

他所のQ&Aの掲示板で「 電柱の上では、トランスで 110Vを作って供給している 」
というのを見ましたが私の家の場合 電力消費の少ない時期は 105Vぐらい
夏場エアコンの稼働率の高い時期は 100V近くまで下がります。


逆に入力電圧が上がれば、ステップアップトランスの電圧も上がります。
例) 入力電圧 105Vの場合

   105 * 1.15 = 120.75V  という具合です。

何を言いたいかというと、入力電圧が低いときは ステップアップトランスは
効果的ですが逆に高いときは 必要以上に高くなり危険な場合もある。
という事も認識する必要があります。

( 私のところは UPSがきっちり 100Vしか出さないので 115V越える事は
ないと思います。 )


115V入力で設計された電源ユニットに対して 100Vは 13%ほど低いのです。
±15%ぐらいのマージンを持っているとすれば一応許容範囲になりますが
100Vを中心に変動すると考えると条件はかなり厳しいと思います。

それと電源ユニットを長く使用していると発熱や経年変化の影響で平滑用の
電解コンデンサの容量抜けが徐々に進んでくると思います。
特に ここ数年のパソコンは高速大容量化で、消費電力が大きくなる方向にシフトしてきましたから
電源ユニットの寿命が短くなる傾向が出てきているのではと思います。

元々の供給電圧がやや低い、そして電解コンデンサの劣化で整流後のDCのリップルが増え
電源ユニットの動作が不安定になるのではと思います。

最近、秋葉原のPCショップでもこのような ステップアップトランスを販売する店が出てきているようです。
何でもショップの店員さんが使ってるPCが電源のトラブルで困って付けたのがきっかけだそうです。


これ(ステップアップトランス)を付けて目に見えて何かが変わった。
というような事は何もありません。

PCの動作が何故か不安定。... ?
電源のトラブルで思い当たる事がある。? であれば検討してもいいかもしれません。


但し、基本的な電気の知識を持っておられ、自分のところの電源状態が分る方が
ステップアップトランスを扱う前提となります。

電気の事、苦手という方は、扱い方を間違うと危険ですので手を出さないで下さい。


2010年 8月 2日 追加:

1時間ぐらい2台同時に稼働させて、トランスを触ってみても熱は全然感じないので
これだったら常時2台稼働させてもOKと思います。
( あくまで私の環境での話です。 )