★★★ 2003年5月29日 MICROのプレーヤー ★★★
左の写真は
前から置いてあった
糸ドライブのプレーヤー
です。
その下の写真はそれを
拡大したものです。
ターンテーブルの上に
乗ってる円盤はストロボ
マークの入った円盤です。
で、今回は真中に
これまたゴツイ感じの
アナログプレーヤーが
置いてありました。
舶来品かと思ったら
なんとマイクロの
プレーヤーでした。

聞いてみると何と
20年前の製品だそうです。

しかし重厚さは感じさせても
古めかしさは感じさせません。

ここに持ち込まれてすぐは
ホコリを大量にかぶって
粗大ゴミのような風貌だった
らしいです。
吉田さんの手により
現代に甦りました。
真中がレコードを載せる
ターンテーブルで、左側が
駆動用モータです。
ターンテーブルと駆動用
モーターの間には、薄い
ステンレスのスチールベルトで
つながれています。
 右側のものは何だろうと
思ったら、ターンテーブルが
モーターの方に引っ張られる
力を受けるので
それをキャンセルするために
反対方向から引っ張るものの
ようです。
フライホイールでもあるので
より円滑な回転にも貢献して
いるでしょう。
ちなみにターンテーブルと
フライホイールをつなぐ白いものは
手術用の糸です。
それと写真には写っていま
せんが下に、空気を送り出す
ポンプがあります。
そのエアーによりターンテーブル
を僅かに浮上させて軸受けに
対する負担を軽減させる仕組みに
なっているそうです。

今の日本のメーカーは
とてもこのようなプレーヤーは
作れないだろうなと思いました。

最初、フライホイールを接続しない
状態で聞かせてもらいましたが
まろやかな音という感じでしたが
フライホイールを繋ぐと音がピシッ
と鮮明になってきました。
糸の太さによっても音が変わって
くるとの事でした。