★★★ サイクロン集塵機の制作( 2011-04-09 ) ★★★



 普通の掃除機で木工の木屑を吸わせるとフィルターが目詰まりを起こすので何かいい方法はないかと以前、考えていました。
去年(2010年)木工をやっておられる方のHPにてサイクロン集塵機を自作されている記事を目にしました。
他にもいくつかサイクロン集塵機を自作されている方のHPを見ました。
 遠心力で粒の大きいゴミを分離して下に落とすのであれば目詰まりの心配はないでしょうから作ってみたくなりました。

ここでは、サイクロン集塵機の原理等には触れません。
知りたい方は申し訳ありませんが、先人の方々の HPを参考にして下さい。

 この手のサイクロン集塵器を作られる方が定番で使っておられるのが空調用の異径継ぎ手(200mm - 100mm)なるものです。
これです。 既に長方形の穴加工を側面にしてます。
穴は、最初ドリルでハンドニブラの頭が通る穴を開け、ハンドニブラで以下のような四角い穴にしました。

この四角い穴に吸気用のホースの継ぎ手を付けます。

それともうひとつ、サイクロン集塵機で必要となるブロアー、これはホームセンターで購入したものを使用しました。
( 600Wです。)


異径継ぎ手の上部蓋(フランジ)となる部分はパイン集成材で作りました。
円形に切るのは、外側はバンドソー、内側はドリルで小さい穴を開け、そこに糸鋸盤の糸鋸を通し切断しました。
大きい径が、異径継ぎ手の20cm側がはまる部分、その上の小さい径が 内筒がはまる部分となります。
そして中央の穴は、ブロアーの黒いテーパー状のゴムパイプを、はめ込む穴です。


薄い(0.3mm)銅板で内筒を作りました。
継ぎ目は100Wのハンダコテで ハンダ付けしました。


サイクロンの筒の吸入口の継ぎ手の加工です。
ホースは丸い断面で、当初サイクロンの筒に卵形の穴を開けようかとも思いましたが
寸法を合わせるのが難しいように思いましたのでサイクロンの筒は長方形の穴にしました。
その関係で、丸いホースを受けて四角い穴でサイクロンの筒と結合する継ぎ手を作る必要がありました。
0.3mmの銅板を、以下の様な、片側丸、もう片側四角の断面形状に曲げて作りました。
継ぎ目は、内筒と同じくハンダ付けしました。


サイクロンの外筒に吸入継ぎ手をハンダ付けで接合したところです。
これ、材質はブリキなんでしょうか。 ?


( 横道に逸れますが、ブリキ or トタン? の見分け方がよく分かりません。
 他 HPの説明によると ブリキは明るい光沢があり、トタンは青みがかった
 やや暗い色との事ですが、現物を見比べた事がないのでよく分かりません。

  トタン板は亜鉛メッキが 鉄より錆びやすく塗装して使う物のようですから
 今回の継ぎ手は多分ブリキでしょう。

 ブリキはスズメッキの人体に対する安全性から現在でも缶詰の缶や子供のオモチャに
 使われているそうです。 それに対しトタンは昔、屋根や外装材に使われる事も有ったようですが
 5年ぐらいで錆びてしまうので定期的に塗装し直す必要があり費用がかかるので
 現在は、トタンに変わる耐久性のある材質が使われるようになっているようです。 )


100Wのコテを使ったのも初めてですし
銅(スズメッキ含む)、真鍮以外の材質のハンダ付けも初めてでした。

まず、100Wのコテはコテ先が重い。 
それと意外だったのは鉄板系の材質は熱が伝わるのが遅いせいか
外筒部分を持っていても、さほど熱は伝わって来ないのでハンダ付けし易かったです。
ブリキであれば、表面がスズメッキで、ハンダとの相性がいいのかもしれません。
ハンダが着きやすく伸びも良かったです。

1回の使用でハンダコテ、コテ先はハンダメッキした部分以外は黒く変色しました。
元は銅色でした。
尚、ハンダ付けは一般的に機械的強度はあまりないので、外側からホットメルトボンドで補強しました。

次は、サイクロンの筒の下に付けるゴミ箱?の連結部分です。
よくペール缶を利用されている方がおられますが、コンパクトにしたかったので
ホームセンターで売られている台所用品の蓋にパッキンが入った容器 9.8lを使用しました。
この容器の蓋に手を加えてサイクロンの筒と連結します。


サイクロンの筒と連結したところです。


裏側です。
異径継ぎ手の少し膨らんでいる部分があるのでその上に板を挟み込んで
引っかける形で取り付けました。
隙間は、ホットメルトボンドでしっかり埋めました。


構成要素を組み合わせた状態です。
この上に、ブロアーが付きます。
ブロアー本体は全く改造せずに済みました。
板の左右を引っかけて宙ぶらりん状態で設置します。


あとこのサイクロン集塵機を支える方法ですが、以前作った冷風機台の下の空間に入れ込む事にしました。 
よってサイクロンの筒上部の蓋を引っかける部分を左右に作りました。
奥に見える穴は排気用です。 排気は外へ出します。


冷風機台の下に納めたところです。 コンパクトに収まりました。
吸気用のホースを 3m用意しましたので、それがちょっと、とぐろを巻いてます。


使ってみた感想は、音がうるさい。
ブロアーを手に持って使うのと異なり、連結している各部を振動させながら動作しているようです。
吸い込む力は、まあまあかな。
長いホースとサイクロンの吸気抵抗があるのでしょう。

まだ、ちょっとしか使ってませんが、一応ゴミは器の中に落ちてきてるようです。
真ん中が開いたように落ちているのがおもしろいですね。
遠心力で周りに落ちるのでしょうか。?


ということで、我が家の工作室サイクロン集塵機は完成という事にします。


★★★ おまけ ★★★

バンドソーBS-10K2の木屑吸出し口? に 今回の集塵機のホースを付けるための
継ぎ手を作りました。
ホームセンターで売っていた塩ビの異径継ぎ手、太い方の外形 50mm そのままでは
BS-10K2の穴に入りません。


で、形状が少し長いので、ミニ旋盤+突っ切りバイトで切断しました。
次に、少しテーパー状に切削しました。
塩ビは、無理に削ると熱で溶け出すので、潤滑油を付けながら少しずつ削りました。
細い筋状の切削屑が巻き付いてきます。


少し削りすぎたので白いテープを巻いてます。
パッキンになってよかったかも...。


填りました。

終わりです。
長々と見て頂きありがとうございました。