★ 最近 オーディオに関して思う事
世紀末:( 2000-11-01 )
去年 1999年 7の月 恐怖の大魔王が舞い下りてくるような話?予言 であったが 何も無かった。
もちろん何も無い方が良いのであるが...。
で、今年は 世紀末? 後 2ヶ月で 21世紀になる。
今年 日本のオーディオ界では 良くも悪くも ( こんな事書いたら怒られるかな)スピーカークラフトで有名な長岡鉄夫氏が
2000年 5月 29日に 死去されました。 私は 8月までその事を 全然 知りませんでした。
FOSTEXの BK-20のバックロードホーンの箱のキットを組み上げ バックロードを組み上げ その後 長岡氏の「バックロードの傑作」を 買い その記事を参考に 6N-FE108Sを 用いて スーパースワンを作りました。
低音の出方は 10cmのスピーカーの限界はあるとしても 10cmのスピーカーとは思えない奥行きがあってかつ 締まったいい低音がしていました。 やはりこれは 箱の設計がいいんだろうなと思いました。 また 長岡氏の Hi-Fiに拘らない幅広い作風が 好きでした。 で、今度 FOSTEX製の 20cm限定版バックロード用のユニットを入手したので 新たにバックロードの箱を 作ろうかと思っていた矢先でした。
インターネット上での 長岡氏のページを見ると 2000年 1月に だれとだったか忘れましたが 対談した内容が書いてありそれによると 長岡氏は 来年 21世紀になるし 今年 オーディオ界から引退するような事を言っていたようです。
オーデイオ界から引退するどころか 自分の人生にも幕を降ろされてしまわれました。
この事について悲観的な事を書いておられる方もいて スピーカークラフトにおいて カリスマ的な存在がいなくなった。
スピーカークラフトはすたれていくのではないかと...。
それともう一つ 秋葉原の管球アンプキットの老舗 三栄無線さんが 店を 閉められました。
今年の 8月 末だったかな。 理由は 管球アンプを作る上で要となる部品 トランスの入手が 困難になった事だそうです。 この事については 私は非常に残念でなりません。 三栄無線の製品ラインナップは幅広くて 入門者からマニアまで 選ぶ楽しみが沢山あったように思います。 価格設定も良心的で 私は三栄無線のキットを 通信販売で購入しています。
一度、店を閉めると 再度 立ち上げるまで 困難が付きまとうと思われますが 21世紀に向かい 新しい 三栄(無線)? 名前は変えられるかも知れませんが 新しいスタートを期待します。
それと、全体的に 日本の大手は元気がない。 三菱も ダイヤトーンスピーカーの工場を閉鎖してだいぶ なりますね。
世の中的には オーディオは 趣味のメインストリームからだいぶ外れてしまったのでしょうか。?
でも オーディオは感性の遊び? なので 若い人にも本当に音の良さを分かってもらえば 受け入れてもらえるのではないかと思うのですが... 。
オーディオに関しては 悲観的になるという事ではなくて 一つの時代の節目を迎えているという事ではないでしょうか。?
オーディオの場合は テクノロジー一辺倒にならないようにして基本に立ち返り人の感性を大切にした新しい流れが生まれる事を期待します。

*******************  2001-05-27 追加  ********************

その後、分かった事は長年トランスを作り続けてきた平田電機製作所(タンゴのトランス)が 廃業した事を私は知りました。
三栄無線さんの店じまいはこの平田電機製作所の廃業と連鎖していたのでしょうか。?
タンゴのトランスは非常に種類が豊富で目的に合ったトランスが必ず見つかるという状況で自作派にとってはとても頼もしい
トランスメーカーであったのではないかと思います。
ところが世の中の移り変わりとともにトランスを使ってアンプを作る人が激減して、大量の品添えが大量の不良在庫を
抱え込む事になったのではないかと思います。

この後、平田電機製作所の主力メンバーの方が集まり、まだ品揃えは少ないけど(管球アンプ用限定)アイエスオーという会社を作られたようです。

三栄無線さんも、インターネット上で通信販売を再開されたようです。
こちらも、まだ品揃えは少ないようですが今後の発展を期待します。
そして、21世紀、自分の感性を大事にして、自分の手を使い自作される新たな人たちが現れる事を期待します。

******************** 2008-01-14  ***********************

その後、オーディオとは、しばらく離れていました。
実家に戻り、個人事業で仕事をやり始め、請負い業でバタバタしてた事もあり
また、自分の部屋が一つでそこに仕事の環境を置いてしまったこともあり、部屋の真ん中に
調整用の机兼棚が鎮座しており、まともにステレオを聴ける状態ではなくなってしまいました。
今年は、下の部屋をパーティションを仕切り調整用の部屋を用意して、調整用の機材を下に
下ろしてしまおうと思ってます。 (部屋を準備するのが大変だろうけど... )

 オーディオに関しては、”真空管オーディオ ザ・キット屋”というインターネットで真空管アンプその他を
販売しているところがあり、去年300Bの真空管アンプキットを購入しました。

 去年、2007年は、非鉄金属 銅などが品薄になり値上がりしている、あるいは電線等が盗まれるという
いままで考えられなかったような状況となり、真空管アンプで必需品のトランスが値上がりするのは
間違いないと思い、まだ前の値段のままだったので購入した次第です。

ただ、買ったはいいけど去年は組み立てる暇も無く部屋の片隅に寝かせていました。
 もう一つ、一応 オーディオ製品?かな。 TASCAMのマルチトラックHDDレコーダも使う暇が無くて
寝かせています。
 まあ、今年は仕事する部屋と、趣味の部屋を分けて環境を整えるところからぼちぼちやっていこうと
思います。