★★★  ノイズフィルタートランスの台  ★★★
ノイズフィルタートランスの台です。
正面からみたところです。

 1ヶ月ちょい前に音楽舎の吉田さんとこから、トランスと開閉器とコンセントと、電源ケーブルとセットで買いました。

ノイズフィルタートランス(板の裏側にある黒い鉄の塊、約 30kgあります。)と、開閉器 (板に取り付けてある左側)と コンセント(板に取り付けてある右側)を 音楽舎では床にゴロッとおいてありました。
しかし我が家に置くにはちょっと危険なので台を作る事にしました。
(夜中真っ暗な状態でトランスに足をぶつけたら痛くてたまりませんし、電圧のかかった開閉器を踏み割っても大変です。)
少し前にパソコンデスクを作った時の端材が残ってたのでそれで作りました。
 乗せるものがかなり重たいので大きさの割に厚みのある材料を使用してます。
 板の接合は木ネジと接着剤を併用してます。 下に敷いている白黒斑模様の板は大理石です。
 実は、これここだけの話ですが吉田さんからもらったのです。
 この台を作ってトランスを乗せる前に吉田さんに見せに行きました。
 そしたら、遠方の方にトランスを売るのに実装の問題でどうしようか悩んでおられたみたいで、この台を見たら「あ、こういう取り付け方もあるのか。真似しよ。」との事でした。
 これから音楽舎でノイズフィルタートランスはこのような台に乗った形で売られるのではないでしょうか。?
 で、お礼にということでしょうか。
石の座布団をもらいました。
  人間が正座して膝の上にトランスを乗せたらまさに江戸時代の拷問ですけど、この石の座布団はトランスの振動を押さえるために敷きます。
上から見たところです。
左後方に電球を付けています。 これは実験的な試みですが、このトランスはやや電源ON時の突入電流?が大きいようです。 電源投入時にブーンと音がします。
 最初、用心のためと言う事でヒューズ入りの実験用コンセントから電源を供給したら
2Aのヒューズでしたが切れてしまいました。 5Aのヒューズを入れても切れました。
こういう事があったので、電源投入時だけ直列に電球を入れて電流を制限して電球がほのかに光ったら電球をショートするようにしています。
  こうすればヒューズは切れません。
 まあ、今となっては無くてもよかったようにも思いますが電源投入時にソフトスタートにしてるだけです。
 また、電球がほのかに点灯するのも風情があります。
 オーディオに興味のない方は一体これは何をするものなんだ。 何の役にたつのか。?
と思われるでしょう。 
またオーディオマニアの方からは間に電球を入れるのは邪道だ、徹底して電源供給ラインを強化すべきだ。
と思われる方がいるかもしれません。

 まず、これは(ノイズフィルタートランスは) 電源ライン(AC100V)のノイズを取り除くためのものです。
ノイズフィルターと名前が付くものは多数世の中に出てます。
 パソコンのコンセントにもノイズフィルター付きと書かれたものがあります。
それらとどうちがうのかと言われると私も専門家ではないので詳しい事は分かりませんが、パソコンのテーブルタップに
入っているものはサージアブソーバーと呼ばれるタイプのものです。

主に誘導雷による 数KVに及ぶ極く短い時間発生するスパイクノイズを取り除く用途のものです。
( 但し雷の強い電流が流れたら破壊されます。 昔、まっぷたつに割れた物を見た事があります。 ) 

 このトランスは、誘導雷や冷蔵庫のコンプレッサが回りだした時のスパイクノイズをフィルターする効果よりも
定常的に発生する高周波ノイズを取り除き AC100Vの波形を奇麗にする効果があります。
(鋭いスパイクノイズは音がやわらしくはなりますが入ってきます。 )
 オーディオに使用した場合、音が滑らかになってくれて今まで聞こえなかった音に気が付くような感じです。
下に石の座布団を敷くと更に音がピシッとした感じになります。

 私は、試してませんが テレビに使うと画面のチラつきがかなり改善されて見やすくなるそうです。

  難点はやや場所を取る事と、重い事。 一旦 設置したら動かしたくありません。
 
なお、このトランスの価格は、まあ、重さ分はします。
知らない人にとってみるとやや高く思われるかもしれませんが、このタイプのトランスの
価格を知っている人は安いので驚かれます。

  興味のある方で、熊本近郊の方は音楽舎へ立ち寄って下さい。