パソコンラック組み込み型マルチメディアスピーカーの制作 
 パソコンのマルチメディアスピーカーって邪魔になりませんか。?
パソコンのディスプレィの横にゴロンと2個置くのがいやで、今まで置いてませんでした。
ヤマハのマルチメディアスピーカーをバラしたパーツがあったのでいつか邪魔にならない
形で再利用して、自作パソコンラックに取付けようと思っていました。
 そんなおり、ヤマハのXGWorkというシーケンサソフトを買いました。
今まで、パソコンで音楽をやろうとは思ってみませんでしたが、パソコン上で midファイルを 作りたくなったので購入しました。
ところが、パソコンの筐体底に付いてるスピーカーでは、音楽を楽しむにはちょっと辛い。
パソコンに追加装着した冷却ファンのせいもあり音にやや変調がかかるので、外付けマルチメディアスピーカーを作ろう。
という事になりました。
取付け場所ですがパソコンラック
の上の棚の裏側。
 2本の2×4材が前と後ろに
あり棚を支えています。
この前と後ろの2×4材の隙間に
埋め込む形で作れないか。
というのが、最初の発想でした。
パソコンラックの前に座った状態
ではかなり高い位置にスピーカー
がある事になります。
よって、下向きの三角屋根みたい
な形のエンクロージャを作って
スピーカーが斜め下を向く形で
作る事にしました。
これは、2×4材にはまり込む
ベースになる部分を組み立てて
いるところです。
横長のコの字型のベースに
4箇所5角形の仕切り板が
立ってます。
そしてその仕切り板の部分を
外側からクランパで締め付け
を行っています。
板の継ぎ目に白く見えるのは
木工用ボンドです。
乾くまでこの状態で放置して
おきます。
気象状況にもよりますが2日
ぐらい置いておけば良いと
思われます。
これは、上の(ラックに取付け
たら下)三角屋根の部分です。
継ぎ目は、90度に合わせて
接着してます。
丸い穴は、スピーカーの取付け
穴です。
両端を緑色の工具で締め付け
てますがこれは直角クランパ
です。
その内側を銀色のハタガネで
締め付けています。
これも、木工用ボンドが乾く
まで放置しておきます。

ちなみにその下の赤茶色の箱
は2年ほど前に作った楽器用
ケースです。 
これは三角屋根の内側に
スピーカーを取付け屋根部分と
ベースとを8本の幅広の輪ゴム
で締め付けています。
ボンドが乾くまでこの状態で
放置します。
これは、後ろ側から見た
ところ。
背面の空気圧を逃がすため
Left、Rightともに4つの穴を
開けています。
板の塗装は、ベースと屋根を
接合する前に行いました。
屋根のところは表から見える
ので油性ニスを塗り、ベース
部分は水性ニスを塗っていま
す。 油性の方がツヤは出る
のですが、刷毛の手入れを
考えると水性ニスの方が
楽です。
これは、車で言う慣らし運転の
ようなものでしょうか。?
2〜3日この状態にて鳴らして
ます。
音は、やや定在波の影響が...。
低音は望む方が無理として
まあ、高い方は伸びやかに
なってくれてます。
音を聞いてるうちに、もう
一工夫したくなり後ろの4つの
穴をつないで大きい穴にして
そこからフェルトの吸音材を
入れました。
穴が大きくなりすぎたのと
スピーカーと同じ面から低音が
出る様にしたかったので
後ろの穴をふさいで前に
新たに穴を開ける事にしました。
蓋はベニア合板の四角い板の
四隅に穴をあけたものを使って
います。
木ネジを入れる前にドリルで
下穴を開けていたのですが
中に入れたフェルトがドリルの
刃先に巻きついて折れてしまい
ました。
木ネジが一箇所ねじ込んで
ないのはそのせいです。
という事で前面にこのような
穴を開けました。
穴の径や開ける数は
特に根拠はありません。
てきとうに開けてます。
これが、このスピーカーの
中央部に格納するアンプ基板
です。
もともと、スピーカーと対に
なっていたアンプです。
ACアダプターの電源で
動作します。
パソコンのマルチメディア用
なのでこれで十分です。
真中にはめる木のパネルを作り
裏側にアンプの基板を入れこんだところです。
今回、久々にトリマで文字を彫ってみました.。 字の形はいまいちですけど...。
それと文字盤の下に隙間があるのはアンプの放熱のため隙間を開けておきました。
無事パソコンラックに取り付けられました。
音は元気のいい音がします。
でも耳障りな音ではありません。
パソコン本体のスピーカーより低音が伸びてる分、あ、こんな音が入ってたのか。と思えるような中低音域の新たな音の発見がありました。
中低音域が出てくると音が豊かで奥行きが出てきます。
で、音楽聴くのが楽しい感じで何曲も鳴らしていました。
ちょっとドラムの音がこもった感じに
なりますけど...。 ま、気にしない事にして、楽しむ事にします。