★★★  ミニフライス盤へ DROの実装  ★★★

作成日 : 2013年  9月 17日




やっとこの段階に来ました。 
思い立ってから3年ぐらいかかったような....。
今回の作業は電子工作ではなく、ML3改造の金属加工です。

ミニフライス盤ML3が台に乗った状態だと作業がやりにくいので
まずは降ろすところからです。 ML3はテーブルが横に長いのでテーブルと
その下のサドル、X軸、Y軸のフィードネジ、ハンドルを外してから降ろしました。
テーブルが左右に伸びてると降ろすときぶつけやすいからです。


Y軸は、既に取り付けていたので、Z軸のデジタルスケールの取り付けから
始めます。 まずはおよそ取り付け位置を決め両端の竿を固定する
M4ネジ穴を開けます。
コラムに穴を開けるときは他の所に切り子(特にアリ溝)が入らないように
塗装用のマスキングテープで新聞紙とコラムの隙間を塞ぎ、新聞紙で被います。
( 新聞紙で被った時の写真は撮っていませんでした。 )


付ける前から気になっていたのですが、スライドする黒い操作表示部に
取り付ける金具( デジタルスケールに付属の物 )は、やはり短くて
コラムと Z軸サドルの境目に取り付け穴が来ています。 やや短い。


という事で新たに金具を作る事にしました。 厚さ 1mmの真鍮板があったので
それを使いました。  真鍮の金具の方が長いのが分かると思います。
小さい2つの穴がデジタルスケール裏側に固定するネジ穴。
大きい1個の長穴はデジタルスケール表示部をスライドさせるための取り付け穴。
調整が効くように長穴になっています。

金具の曲げ加工は万力に挟んでハンマーで細かく叩いて行いました。
黒い鉄板の方も、真鍮の方も 表面はハンマーで叩いたのでややゴワゴワです。
自動車の板金とかやる方であれば綺麗に出来るんでしょうけどね。  (^^;

真鍮で新たに作った金具は、取り付け穴がちょうどいいところへ来ています。


上から見たところです。
コラムの形に合わせ金具を曲げています。
デジタルスケールの黒い操作表示部は、Z軸サドルに追従してコラム横を上下に移動します。
その関係で真鍮の金具はZ軸サドルにはピッタリ付いていますが、コラムからは離れています。

位置合わせをしてM4ネジ穴をサドルに開けて止めればZ軸デジタルスケールの取り付けは
一応 OKです。  その後、滑らかにスライドするように位置調整を行います。

>>  XYZ軸共通の取り付け時の調整 <<
デジタルスケールを取り付ける際、操作表示部が左右(上下)にスライドする関係で
位置調整が必要になります。

(1) 最初、3つの止めネジはゆるゆるの状態で仮止めしておきます。

(2) 両端の片側( 例えば右側、あるいは上側 )に操作表示部をできる限り寄せて右端(上端)と
   スライド部止め金を緩く締めます。 

(3) 次にテーブルあるいはサドルを反対側に移動させ 操作表示部を左端(下端)に移動させます。
   左端にて左端留め金のネジを緩く止めます。  スライド部止め金を固く締めます。

(4) 再度、右端(上端)に移動させ滑らかに動くか確認します。
   よければ、右端(上端)を強く締めます。 固ければ、右端(上端)のネジを緩め
   滑らかに動く位置に移動(微調整)させネジを締めます。

(5) 再度、左端(下端)に移動させ滑らかに動くか確認します。
   よければ、左端(下端)を強く締めます。 固ければ。左端(下端)のネジを緩め
   滑らかに動く位置に移動(微調整)させネジを締めます。

(6) (4), (5)を 2~3回 繰り返して 3点のネジをしっかり締めて滑らかに移動することを
   確認出来たら終了です。


 次は、X軸です。
X軸デジタルスケールはテーブルのすぐ後ろに付けるので切り子カバーが必要です。
アルミ Lアングルを2本使い作りました。
以下の画像で 上を切り子カバーA、下を切り子カバーBと 呼ぶことにします。


この画像は、ML3のテーブルとX-Yサドルの背面です。
デジタルスケールを取り付けるM4ネジ穴3つと、切り子カバーを取り付けるM3ネジ穴5個はもう開けてあります。


デジタルスケール側には今度は短い金具を付けます。
これもハンマーで叩いたので細かいキズがたくさん付いてます。


側面から見るとこんな感じで曲げています。



まずは切り子カバーAを M3ネジ5個にて取り付けます。


斜め横から、切り子カバーAを写しました。 切り子カバーAには、Bと連結するための φ3.5mmのバカ穴が均等間隔に5個開いてます。


デジタルスケールを取り付けます。


取り付け状態を斜めに見た画像です。
テーブル背面の高さがあまりないのに、上側に切り子よけを付けたのでその分
デジタルスケールは下に下げて取り付ける事になりました。 
左右の取り付け金具の下端がテーブルから飛び出しています。
取り付け金具の下端が左右移動時に サドルに当たる恐れがあるので
写真では分からないですが、取り付け金具とテーブル間に 平ワッシャを1枚入れてます。


切り子カバーBを取り付けます。
切り子カバーBには、均等間隔で5箇所にM3のネジ穴が開けてあります。
上方向からM3/L6mmネジにて、切り子カバーAと連結します。

デジタルスケールの下の部分が少し見えてますけど、切り子はかからないと思います。

この切り子カバーを取り付けたのでテーブルの後方が 21mm伸びてしまいました。
よってY軸の移動距離がその分短くなります。
テーブルを後ろに移動したときのデジタルスケールのプロテクタになるかな。?
切り子カバーBの内側と、デジタルスケール操作表示部の押しボタン部分の出っ張り間の隙間は
1.5mmぐらいと思います。


斜め下から覗くとこんな感じです。

テーブル後ろの切り子カバーのゴムシート取り付け金具がこの状態だと付けられません。

よって新たにゴムシートを取り付けるための金具をアルミ Lアングルで作りました。
取り付けのネジ穴も少し下の位置に新たにM3ネジ穴を2個 開けました。


相手側のゴムシートです。
こちらにも新しいネジ穴を φ3mmポンチで開け
デジタルスケールスライド部固定のネジを避ける切り込みを入れました。


ゴムシートを取り付けるとこんな感じです。
Lアングルに 2本細い束線バンドを付けているのはデジタルスケール信号線の固定のためです。


同様の理由でZ軸、Y軸にも束線バンドを付けています。


X軸 信号ケーブルを固定した状態。 
このようにしておかないとケーブル信号線がコネクタ根元で断線する恐れがあります。


Y軸 信号ケーブルを固定した状態。 


Z軸はこんな感じでケーブルを固定しています。


表示器と各軸との間の信号ケーブルの引き回し状態。
ちょうどいい長さになってました。


取り付け時 分かった事ですが、私が使用したデジタルスケールのフレームグランドは
電池の+1.5V側に接続されています。マイコンシステムは殆どの場合、
0Vがフレームグランドになっているので、ML3の金属部分と表示器のケースが接触すると
1.5Vの電源がショート状態となり表示器が消えてしまいます。

よって、表示器ケースの下に 白色 3mm厚のアクリルボードをはさみ入れて絶縁してます。
事前に分かっていれば、-1.5Vの電源を用意するとか もう少し違う対応をしたけどな.... 後の祭り。  (^^;

コラムの後ろに少し見えているのがDROの電源ユニットです。


※ その他、関連ページ
    主軸回転計の方は、こちらです。

    表示Unit内部とマイコン基板に関しては、こちら と こちら を参照して下さい。


終わりです。
私もミニ工作機械に関しては初心者ですが
多少なりと 他の初心者の方の参考になれば幸いです。


長々と見て頂きありがとうございました。